こんにちは、ぬい撮りコラムニストのゆりりーぬです。
最近テレビで見かける、ニトリのこども新生活のCM。
(画像はニトリ公式youtube『こども新生活「ぼくの場所」篇』より引用)
うさぎのぬいぐるみさんが部屋を片付けていく様子があまりにもかわいくて、私も冗談抜きに100回くらい見てしまうほどぬいぐるみファンの心を突くCMなのですが…!
一方で、「子ども向け商品=ぬいぐるみを起用する」という見えないイメージが、ぬいぐるみ好きの大人が生きづらさを抱える一因になっているのかも?
ぬいぐるみファンの大人の立場から、このCMと、私たちを取り巻く社会の見えない圧力について考えてみたいと思います。
かわいすぎ!ぬいぐるみ好きの心をつくCM
「みんな~!かたづけ~!!」の掛け声とともに、うさぎさんが画面に飛び出してくるシーンからこのCMはスタート。
片付け隊長となったうさちゃんの指示のもと、学用品や衣服など、子ども部屋のアイテムがニトリの収納アイテムにしまわれていきます。お友達の猫ちゃんも一緒です。
最後は、うさちゃんと猫ちゃん自身もおうち(収納ボックス)にジャンプしてお片付けが完了!
うさぎが動きに合わせて揺れる耳のふんわり感がとにかく最高だし、うさちゃんのハキハキした性格が伝わってくるのもすばらしい。好きにならざるを得ません!
私の家族もみんなこのCMが大好きで、母も「これを作った人は、(ぬいぐるみさんが生きて暮らしている事が)わかってるね」と大絶賛でした。
「ぬいぐるみ=子ども」の空気感が、ぬいぐるみ好きの大人を窮屈にさせる?
ただ、かわいすぎて大興奮な一方、ぬい撮りに関わる者として頭に浮かんだのは、ぬいぐるみ好きの大人たちのことです。
ぬい撮りの仕事をしていると、「大人がぬいぐるみを連れ歩くのは変だと思われるから、自分の趣味を隠している」という声を多く聞きます。私自身も「そういうの卒業できてなくて恥ずかしくないの?」と聞かれたりしますし。
今年の秋ごろにも、とある有名なバラエティ番組で、ぬいぐるみを可愛がる女性アナウンサーがスタジオで笑い者にされるシーンが映し出される出来事もありました。
まだまだ大人がぬいぐるみ好きを公言するには風当たりが強すぎる社会なのかなと思います。
このニトリのCMのテーマは「子ども新生活」なんですよね。紹介されている商品も小学生前後の子ども向け。
子ども向け商品のCMにぬいぐるみを起用するのはなんの問題もないのですが…!ただ…もしかしたら…!
こういう「子ども商品にはぬいぐるみ」という空気感が見えない圧となって、ぬいぐるみ好きの大人たちが窮屈な思いをする一因になっているのかもしれないなと思うのです。
せっかくぬいぐるみさんの魅力をこんなにもかわいく発信できるクリエーターさんたちがいるのだから、そのターゲットを大人向けにする場がもっとあってもいいですよね!
もっと大人が「ぬいぐるみを可愛がる気持ち」をオープンにできるような風潮になるといいなと思います。
さ~て、私大人だけど!CMのうさちゃんに会いにニトリ行こうっと~!
by ぬい撮りコラムニスト"ゆりりーぬ"
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